月別アーカイブ: 2014年7月

養成所を続けるのか続けないのか悩む場合

ひとつ相談を受けました。
現在、プロダクションに準所属という形で在籍していて、この1~2年間、ありとあらゆるオーディションを受けてきましたが1つも受かっていない状態です。

後輩の中には最初のオーディションで受かる子もいて悩んでいるそうです。
いまさら他の道なんて考えられないのですが、私には才能がなかったのか悩んでしまいますよね。

果たして続けて良いものか、悪いものか・・・

この方が経験しているようなことはズバリ当たり前のことなのです。

後輩の子が一度のオーディションで受かっているのですが、このケースは非常に稀なケースです。

オーディションの常識では選ばれるは何十分の1、人気があるものだと100分の1の時もあるのです。
大切なのはいつも落ち慣れることも必要だよと話しているのです。

最悪なのは落ちることでショックを受けて、萎縮していき、存在感を失って、光らなくなるというケースです。

そうなってしまうことこそ才能がないというのかもしれませんね。
つまりへこまない才能が必要なのです。

オーディションは常に募集要項があってそれに見合った方を発掘するものですが、その募集要項に当てはまらなくても、審査員の頭の中には「今回はダメだったが、あの作品には合うな」と考えている場合も少なくありません。

自分の声や資質などの情報を売り込む場として考えるようにしてください。チャンスはいくらでもあります、そのチャンスを逃すことなくしてください。

声優のキャスティングはどのように決まる?

アニメや洋画などを見ていて思うのですが、キャスティングはどのように行われるのでしょうか。何か基準のようなものはあるのでしょうか。

まず、俳優・声優を、制作会社のディレクターに、われわれプロダクションのマネージャーが売り込みます。
「この役にこの人はどうですか」「この役にぜひこの人をお願いします」というふうにアタックするわけです。

もちろん断られることや、他の案を出される時もありますが、その時はこっちも代替え案を提供します。

このような流れですので、業界基準はありませんが仕事内容によってクリアする基準はあります。

「声が透き通っている」「感情の起伏を上手く表現できる」などその作品によって求められるものは変化していきます。
その中からディレクターが、いろんな条件を考え合わせながらキャスティングしていくことになります。『この役は○○さんにお願いします』というふうに決まる場合もありますし、オーディションによって決まる場合もあります。

なので、マネージャーは常に自分の事務所の声優情報、声優はきちんと売り込んでもらえるようにアピールが必要です。
マネージャーはその声優さんの特徴個性を売り込むいわばセールスマンです。

しっかりと自分を売り込んでもらう為には自己分析をしっかりと行い、アピールポイントを作っておく必要があります。

また、新しい依頼にも対応できるように、今まで自分のやった事のない役柄にも対応できるように普段からの練習が重要になってきます。

声優の仕事ってどんな種類があるの?

声優業界はたくさんの人が関わっていて大きな市場ですが、声優はどんなところから仕事をもらっているのでしょうか。
仕事を依頼してくる所や、仕事の大きな流れを知っておきましょう。

仕事の種類は数百以上あります、代表的な物としてアニメや洋画のアテレコのほかに、映画やテレビのナレーション、ボイスオーバー、CMナレーション、企業の商品説明などのビデオ、スーパーの店内放送など、媒体が広範囲に渡っており、声のあるところ声優の仕事ありといえます。
なので、非常に大きな市場規模と言えます。

流れでいいますと、声優プロダクションに仕事を依頼してくれるのは、声優を必要とするソフトを制作する会社、ということになります。
それは、ケースによって、テレビ局だったり映画会社だったり制作会社だったりするわけですね。媒体も広範囲ですのでさまざまなところから依頼はあります。

依頼を受けて、依頼者の希望に合わして何百人といる声優の中から適切なキャスティングするのです。
仕事を受ける、キャスティングするというのがプロダクションの主な仕事になっています。また今はネットを中心に配信系のサービスが伸びていますので、そのような媒体からの依頼も増えてきています。

特にネットゲームからの依頼は多いです。
今は日本が中心になっていますが、今後は海外進出も考えられますし、日本のアニメはすでに世界進出しているのですから、声優も海外に飛び出す時代かもしれませんね。

声優のオーディション自己PR作りのポイント

自己PR作りは、自分の人生設計・人生の指針そのものです。
オーディションに受かるためには、まず過去の出来事、情報をポジティブな解釈とし、未来を想像すること。過去にこういうことを経験したので、何ができるのか、どうなりたいのか、自分の目標、将来のビジョンなど自己イメージを明確に描くこと。自分の長所を発見し、伸ばすことです。短所は切り捨てる覚悟でいきましょう。自己プロデュースの一環として、自分の世界を創造していきましょう。
まず、自分の①人柄②セールスポイント(自分の強み、長所、魅力)が伝わりやすい内容を作るために、下記の項目を-通り、時間軸で過去、現在、未来を自己分析していきます。
1過去
○なぜ、何がきっかけで芸能業界、職業を目指したのか?志望動機は?
○自分が一生懸命、真剣に取り組んできたことなど全てピックアップする
* PRとして過去をプラスに、ポジティブに解釈していく、ネガティブには決してならないように
2.現在
○現在のレッスン内容など、やっていることを全てピックアップする
○自分のキャラクターは?自分らしさとは?個性をアピールしよう
○誰にも負けないもの、他者との違いは?他社との差別化
○最近のエピソードは?
○目標とする人は?その理由は?
○10年後の目標、ビジョンは?
3.将来(未来)
〇何のジャンル、メディアでどのように活躍したいか?
〇社会にどのような影響をもたらしたいか?など
*将来のビジョンから、今、すべきことを導き出す
これらの中から、各オーディションにおいて、“審査員の知りたいことは何か?”“自分が提供できるものは何か?”を徹底的に考え、PRすべき点を絞ります。
エピソード(実体験)をまじえながら、ストーリー仕立てに構成していきましょう。
あくまで自分を売り込むものですから、オーディション前に第三者に見せて分かりやすいか、矛盾点は無いか確認してもらうのも大切です。

声優の寿命は短いって本当?

声優の寿命は短いのでしょうか?人気商売なのでどうしても短いようにイメージしてしまいます。

声優の寿命は短いというのは世間一般で言われているのでしょうか、寿命が長いか短いかを論じるのはナンセンスです。
どのような職業でも言えることだと思いますが、一つの職業を長く続けられるかどうかは、志す本人次第、人それぞれ異なるのではないでしょうか。

そもそも声優業界は、先輩、後輩の上下関係は厳しいかも知れませんが、年功序列型の世界ではありません。
ましてや一般の会社のような定年制度もありませんし、年齢によって仕事が制限されることもありません。

はっきり言えるのは、声優は一生涯続けられる職業だということです。
いわば専門職の自営業なのです。また仕事の幅を広げる方という意味では、様々なジャンルで活躍できることも大切でしょう。
外国映画の日本語吹替版・アニメーションのアテレコ、ナレーション、引き出しの数は多ければ多い程自分の身を助けることになると思います。

そのあたりは芸能人と似ている部分がありますね。
それと仕事環境は確実に大きくなってきています。

現在の声優業界を取り巻く環境と今後の展望に触れておくと、日本発アニメーションは〃COOLJAPAN″の象徴として世界から注目されています。

外国映画の日本語吹替版は、3D立体視上映の普及に伴い需要が増しています。
インターネット配信・携帯アプリ等ニュー・メディアの登場が新たなヴォイス・コンテンッを生み出しています。
今や声優人口は2000とも3000とも言われていますが、その数は今後も増え続けそうです。
と同時に声優の活躍の場も、もっともっと広がっていくはずです。